月曜日。 歩はバスケ部に 雪奈は剣道部、陸上部に潜入した。 「…って、バスケ見ても あたし分かんないよぉ」 ぼーっとコートをみつめる歩。 彼女、スポーツは全くダメである。 (さて。どうしたものか…) 歩は1人、腕組みをする。 「休憩!」 勇希が叫ぶと、 部員は四方八方に散った。 「…うん。 会長に頼るのが手っ取り早いっ」 「会長ッ!」 歩が声をかけると うん?と言って勇希がやってきた 「協力してほしいんだけど?」 「いいけど?なに?」 「あのね―――」