部屋を出る前に 歩は1度立ち止まり 学を振り返った 「ねぇ、学くん 学くんは心のお医者さんになるの?」 「え?」 「学くんなら、きっと いいお医者さんになれるね」 にっこり微笑むと 歩は部屋を去った 「心のお医者さん、か。」