「そっか。」 「一くんが・・・」 歩がポツンと言った 「一くんがどうしたの?」 「出てった」 「ここを?」 首をかくかく振る歩 「そうか・・・」 「雪奈ちゃんには言わずに 行ったの」 「そっか・・・」 「2人が会えたか 心配で」 「・・・歩ちゃん」 ん?と首をかしげる歩 「2人が今、会えたかどうかは わからないよ」 歩はそれを聞き、表情を沈ませた 「でも、でもね」