「なんで・・・ 突然帰るだなんて」 廊下から一の声が聞こえる 学校に電話をかけているようだ 「イヤだよ・・・」 歩がつぶやく 部屋に戻ってきた一は また、荷物の整理をはじめた 「5分の船で 島出るから」 「5分って あと30分もないじゃない」 「・・・・・・」 「おい、何があったんだよ!?」 勇希も声を荒げた 「・・・・・・」