「嘘じゃないよ」 ニコニコして佐々木が話す。 「島に行ってもらおうと思うんだ。」 「島…ですか。」 「うん、1000人くらいの人がいるよ。」 「結構、小さいですね。」 「そうだね。」 「あの…一体、何のために?」 「秘密♪」 佐々木はやはり子供のように笑った。 「詳しくはコレ、読んどいて。」 「じゃ、さよなら。」 「あ… さようなら。」 5人の挨拶を最後まで聞かずに 佐々木は部屋を後にした。