ピー 新幹線が出発した。 私は新しい人生を送るんだ。 「隣いいですか?」 声をかけてきたのは、 若い女の人。 赤ちゃんを抱っこしていた。 私は頷いた。 そしてその赤ちゃんをずっと 見ていた。 「今、何歳?」 女の人は私に話しかけてきた。