worlds of last generationシリーズ 第一部

「ならやってあげようか?」
「いえ、遠慮します。生意気言ってすいませんでした!!!」
こんな会話をして、その場で少しの間笑い合っていた。

「あの…水を差す様で悪いんですけど、小手川君達のチームを助けに行かなくて良いんですか?」
そんな里音ちゃんの言葉で、楽しい談笑は終りを告げる。
そして当初の目的通りに、道を進んで行く。

雑草の生えているエリアが広いらしく、ずっと傍らには生い茂った雑草が視界を霞めている。

しかし――
良くもまぁ…此処まで雑草を“大きくした”ものだな。
ある意味感心すると言うか、用意周到過ぎるよ体育教師。

どうでも良い事ほど…結構真剣に考えてしまう見たいで、雑草エリアに終りが見えてきた。
あの先に、三隊の敵が居る。
そう思い一度立ち止まって、もう一度神経を研ぎ澄ます。
不穏の塊が一つと、輪になっている気配。

不味いな…
多分小手川達が囲まれてる。
そう思いながら、何か打つ手を考えていく。

ここで下手に私が動いて、美夜那達がやられたら元も子もない。
さて、どうするか…
そんな風に悩んでいる時だった。
不意に雑草の中から、不穏な空気が漂ってくる。

嫌な予感…否、悪寒と言うべきか。
それほどまでに、酷く感じる殺気だった。
私は反射的に皆を連れて、一気に小手川達の隊へと突入してしまう。