/崩れる均衡

君の瞳が小さく揺れる。
怖がるのは知っていたさ。
でももう時間がないんだ。
分かってくれ…
そう問掛けた一抹の言葉さえ、無意味だと分かっていた。

それでも…
僕は――――

             /崩れる均衡