帰りの用意をしていると、 さっき呼び出された、 隣のクラスの奴らに、 囲まれてしまった。 辺りを伺い、 桐谷君がいない事を確認し、 ニヤリと笑う。 胸倉を捕まれた時、 「てめーら何してる!」 声が聞こえた時、 相手は床に倒れこんだ。 菅野さんが助けてくれたんだ。 僕がほっとして、お礼を言うと、 「來、弱い男って大嫌い。」 そう僕に言い捨て、 帰って行った。