「高野さん、僕は木野さんが好きなんです。」 「へーえ?でも、あたしも藤原君が好きなんだよね♪」 今日でフラれんの99回目。 「もぉ!つれないなぁ・・・」 藤原君はすたすた席に着いてしまった。 彼が好きな木野さんは、あたしとは正反対の人。 おとなしくて、可愛い。 「藤原のバーカ!」 何よ あたしも、あんたが木野さんを想うくらい、あんたを想ってるのに。