携帯のバイブが鳴る。 亜美は携帯を手に取り、メールを見た。 元気だったか? 明日は始業式だな。 遅刻するなよ! 神崎からだった。 迷った末、返信することなくそのメールを削除した。 亜美の目からはまた涙が流れた。