「夏休みもあと半分かー…」 「休みってどうして過ぎるの早いんだろ…」 2人はため息をつく。 さっきまで眩しかった太陽はいなくなり、もうすっかり夕方になっていた。 「今日はもう帰る?」 結衣の言葉に亜美は頷く。 「うん、また今度遊ぼうか」 2人は家へと向かって歩き出した。 途中までは同じ道を通って帰る。 何時間も話をしていたのに、2人の会話は途切れなかった。