虚しく響く機械音に言い様のない寂しさを感じた。 仁と別れちゃったんだよね、私。 「じゃあね夏希ちゃん」 ユカリは私の鞄に携帯を突っ込み、それを棚の上においた。 男の先輩を引き連れ、倉庫に鍵をして出て行った。 閉じ込められた。 上半身の衣服を破られていて、凄い寒い。 手も縛られてて何にも出来ない。 …どうしたらいいの? 「ッくしゅん」 こんな所にこんな格好でいたら凍死しちゃいそうだよ。