「……」 仁は言葉を失って呆然と立ち尽くしている。 「仁?手…縛ってるのほどいてほしいんだけど」 そう言うと仁はハッとしてほどいてくれた。 「ありがとう」 そう言うと仁は自分のブレザーを脱いで私に羽織らせる。 「━━ごめん…な」 震える声で呟く彼の頭をソッと撫でる。 「大丈夫、何もされてないから!」 「何もって事ないだろ!こんな酷い目に…」 そう言うと仁は私に強引にキスをした。