心~保健室の先生と私~

石川のことは、気にかけてる常に。


だけどそれは、俺の生徒だから。


好きとか、そんなんじゃ・・・


それに俺はまだ・・・


「そろそろ来るかな」


俺は夜間外来の入口に向かった。


そこには、きょろきょろと辺りを見回す石川の母親の姿があった。


「先生!」


俺を見つけて、走ってきた。


「どうしてあの子、先生と一緒に?愛花の部屋に様子を見に行ったら、なぜか愛花のベットに妹が寝てて。愛花の姿がどこにもなくて」


「お母さん、落ち着いてください。あそこで、話しましょう」


俺は、二人掛けの椅子を指さした。


「はい」


そこは、病室に続いてる廊下らしくて。


今は外来の明りが少し届くぐらいで、暗かった。