心~保健室の先生と私~

「毛布とかなかったっけ?」


「あーあのあたりに」


陸が指さしたあたりに行くと、毛布があった。


それを石川にかけてやる。


「ずいぶん、世話やくじゃん。誰?この子」


陸が畳に座りながら、俺に聞いた。


「俺の学校の生徒」


「マジ?高校生かよ」


陸は、まじまじと石川の顔を見た。


「ずいぶん大人っぽいじゃん。まさか惚れた?」


「バカ」


俺と陸は、同じ大学に通ってた。


そのとき、バイト感覚で始めたのがこの仕事。


俺はちゃんと大学を卒業して、あの仕事に着いたけど。


陸は結局、大学を辞めてこの仕事を選んだ。