心~保健室の先生と私~

「陸、そこ開けて」


いつまでも外から戻って来ない俺を心配したのか、仕事仲間の陸が店から出てきた。


裕真って、ここでの俺の名前。


本名の裕介をもじっただけだけど。


「その子、誰?」


陸が驚いた顔して、俺たちを見比べた。


「あとで説明するから、店のドア開けて」


「わかった」


訳わからんって顔してたけど、陸は店のドアを開けてくれた。


店に入ると、他のホストやお客が俺たちの方を一斉に見た。


「すみませんね~」


陸がぺこぺこお辞儀をして、俺についてきた。


石川を、休憩室に連れて行った。


休憩室は和室で、畳が敷いてあった。


そこに石川をそっと寝かせた。