心~保健室の先生と私~

俺は驚いて、石川の傍に駆け寄った。


顔を覗くと。


閉じられた目からは、涙が流れてた。


「先生」


呟くような声。


「助けて」


聞き洩らしてしまうくらいの、小さな声だった。


でもはっきり聞こえた。


助けてって。


そのまま倒れるように、俺に身体を預けてきた。


身体を受け止めて、額に手を置いてみた。


熱かった。


よくこんなところまで、歩いて来れたなって思った。


俺はそのまま石川を抱き上げた。


「裕真、いつまでも何やってんの?」