心~保健室の先生と私~

「お前な~石川が帰らなきゃ、俺が帰れないだろ」


そう言って、佐野先生は髪の毛を触った。


「ありがと先生。帰るね」


「待て待て」


「なに?」


「熱は下がったのか?」


「さあ?わかんない」


「自分の身体だろ?わかんないとか、ないだろ?」


佐野先生が、私に近づいてきた。


「セクハラとか言うなよ」


そう言って、私の額に手を置いた。


「さっきも言ってたね」


「さっきって?」


俺は自分の額にも手を置いて、石川と比べた。


まだ随分と熱い。