心~保健室の先生と私~

「セクハラじゃないからな」


寝ている石川に呟いて、氷枕を頭の下に敷いてやった。


「石川、なに悩んでんの?」


どうしてそんな、悲しい目をするんだ?


あの人と一緒の目。


話すなら、なるべく早く話せよ?


お前の心が潰れる前に。


カーテンを閉めて、仕事机に戻った。


それから私は、放課後までぐっすり寝た。


熱があるからか、昨日寝るのが遅かったからか。


とにかく、まるで何かに意識が吸い込まれたように。


起きたとき、カーテンの隙間から夕日が差し込んでた。


カーテンを、さっと開けた。


「あー起きたか?」


「先生、まだ居たの?」