「愛花、大きい声でそんなこと言うな」


「誰も聞いてないよ。それにもう辞めたんだから、関係ないじゃん」


「そーゆー問題じゃないの」


そう言って先生は、私の身体を引き寄せた。


「こっちの方が、やばいんじゃない?」


「ああ、そうかもな」


「私はもう、卒業したから関係ないけどね」


「俺だけに責任押し付けるのか?」


「先に好きって言ったの、先生じゃなかった?」


「そうだっけ?」


「そうだよ。あのベットで」


私は一番窓側にあるベットを指さした。


「愛花、おいで」


「ん」


私たちはそのベットに座った。