心~保健室の先生と私~

「先生、歩ける」


「いいから、黙って」


玄関に向かう廊下を歩いてるとき、親戚が集まって食事をしているところが目に入った。


愛花を車に乗せて、自分の家まで走らせた。


その間愛花はずっと、目をつぶってた。


愛花の歩けるという言葉を無視して、また抱きあげてベットまで運んだ。


ベットに下ろして、頭をなでた。


「愛花、よく頑張ったな」


「先生・・・」


私はベットから起きあがって、先生に抱きついた。


涙が一気に溢れてきた。


「もう、我慢しなくていい」


愛花を強く抱きしめた。


「私・・泣かないって・・・決めて」


「うん」