心~保健室の先生と私~

「愛花、大丈夫?」


半分開けっ放しになってた部屋のドアから、お母さんが顔を出した。


「ただの貧血だから、大丈夫だと思います」


先生が代わりに答えてくれた。


「今日も、連れて帰っていいですか?」


「ご迷惑じゃなければ」


「迷惑じゃありません」


「お母さん、ごめんね」


「いいの。今は愛花が一番傍にいたい人と、一緒にいなさい」


「ありがとう」


「かなり疲れてるみたいなんで、もう帰ります」


「お願いします」


「愛花、行こう」


「うん」


また愛花を抱き上げる。