心~保健室の先生と私~

こくりと、小さく愛花の頭が動いた。


しばらくして、愛花の母親から電話があった。


昨日、俺のケータイの番号を教えておいた。


下まで降りて、愛花の母親から着替えを受け取った。


「愛花は?」


「眠ってます。お昼頃起きたんですけど、頭痛いってまた眠りました」


「そうですか」


「もう少し、様子を見ましょう。愛花が元気になるまで」


「はい。何かあったら、連絡ください」


「わかりました。それで、お葬式とかは」


「私がすべてやります。夫の両親は、ずいぶん前に亡くなりましたから」


「そうですか」


「それじゃあ、私は。やらなきゃいけないことがありますから」


「あの、お母さんは平気ですか?」


「先生は優しいですね。私は大丈夫です。愛花をよろしくお願いします」