心~保健室の先生と私~

明里が亡くなったときは、心が張り裂けそうだったし。


今だって、まだ明里の影を追い続けてる。


だから、突然父親を失った愛花は。


もっと、俺とは比べものにならないくらい心が痛んでるだろう。


「愛花・・・」


俺が傍に居るから。


お前を、独りにしないから。


1時間くらいしただろうか。


足音がした方を見ると、愛花の母親が急いでこっちに向かっていた。


「先生!」


そう言って俺を見た顔は、少し青ざめていた。


「あの、ここです」


微かにうなずくと、愛花の母親は病室に入って行った。


「愛花」


俺は愛花を起こした。