心~保健室の先生と私~

「はい、石川です」


「こちら、南病院ですけど。石川正樹さんは、そちらの方でしょうか?」


「はい。父親ですけど」


嫌な予感がした。


「父が、どうかしたんですか?」


「事故にあって、こちらに運ばれました。すぐに来てください」


「えっ?無事なんですか?」


「詳しくは病院で」


「わかりました。すぐ行きます」


そう言って、電話を切った。


身体が、震えてた。


怖い。


事故って、もしかして。


さっき見た、血の跡を思い出した。


とにかく行かなきゃ。