心~保健室の先生と私~

「事故?」


交差点のところを歩いてると、薄っすらと雪が積もった道路に血の跡が。


ガラスの破片も、少し落ちてた。


「そういえば、救急車の音したかも」


まさか、お父さんじゃないよね?


一瞬そんなことが浮かんで、すぐに頭を振った。


家に向かって歩きながら、お父さんのケータイにかけた。


でもやっぱり、つながらない。


家に着いても、お父さんは帰ってこなかった。


「どうしたの?」


不安がどんどんわきあがってくる。


たぶん、さっき事故のあとを見たからだ。


23時頃。


家の電話が鳴った。


びくっと、身体が震えた。