心~保健室の先生と私~

「付き合ってる?」


「はい」


「愛花、本当なのか?」


今度は私を見るお父さん。


「うん」


「昨日の午後から愛花さんの具合がよくなかったので、心配でここに居ました」


お父さんは、私の部屋を見回した。


薬の箱や、体温計に目を移した。


「それじゃあ、特に何もなかったと?」


最後にもう一度、お父さんの視線が先生の顔に移った。


「はい。何もなかったです」


「愛花」


急に名前を呼ばれて、私は顔を上げた。


「もう、具合はいいのか?」


「まだ、熱ある」