40分くらいして、家のチャイムが鳴った。


だるい身体をなるべく早く動かして、下に行った。


玄関を開けると、先生の姿。


「先生」


私は、先生に抱きついてた。


「ちゃんとベットに入ってろって言っただろ?」


抱きついてきた愛花を、しっかり抱きしめた。


「入ってたよ」


「嘘つくな。身体、冷たい」


「だって起きてないと、チャイムの音聞こえないでしょ?」


「ああ。そうだった」


愛花を家の中に入れて、玄関の鍵を閉めた。


初めて、家の中まで入った。


「愛花、ベット」


「ん」