心~保健室の先生と私~

「もしもし、先生?」


「ごめん、寝てた?」


「ウトウトしてた」


家に帰って来て、3時間くらいして先生から電話があった。


「熱、測った?」


「8度だった」


「たく、上がってんじゃん」


電話の向こうから、先生のため息が聞こえた。


「病院、連れてってもらえよ」


「・・・うん」


なんとなく、愛花の返事に間があった気がした。


「愛花、ほんとにお父さんいる?」


「・・・うん」


「俺、今から行こうか?」


「バカだな先生。ただの風邪で心配し過ぎ」