心~保健室の先生と私~

「子供じゃないんだから」


赤い顔をして、俺に笑う愛花。


「お酒・・・」


「飲み過ぎないよ」


「うん。おやすみ、先生」


「ああ。おやすみ」


何となく、愛花を一人にするのが心配だったけど。


もうすぐ、父親が帰ってくるという言葉を信じて車を発進させた。


先生を見送って、家に入った。


着替えをして、ベットにもぐりこんだ。


お父さんが帰ってくる。


それは嘘。


たぶん、1時間前くらいに出て行ったばかりだ。


風邪くらいで、先生に迷惑かけたくなかった。


一人で大丈夫だから。