心~保健室の先生と私~

先生は、やることがあるからって女の子たちを追いだした。


「えーあの子は?」


「私たちだけ、追い出すの?」


私を見ながら、そう文句言ってる。


「はいはい。俺これから、仕事するの」


ブーブー文句を言いながらも、その子たちは保健室を出て行った。


「はぁ~」


「なにため息ついてんの?」


「うるさかったから」


愛花は、俺の顔を見ずにそう答えた。


「確かにな」


確かに、愛花とは全くタイプが違う。


「先生」


「なに?」


「私にも見せて。写真」