心~保健室の先生と私~

このテンションに、私はついていけない。


このキャピキャピ感?


苦手。


だから、大人っぽいって言われるのかも。


「そうだな~」


先生は腕組みをして、考える仕草をした。


「いないよ」


「マジで~?」


「嘘っぽい」


「ほんとだって」


困った顔して笑う先生。


「絶対ウソ」


「ちょっと探しちゃおうよ」


そう言って、女の子たちは先生の机の上をごそごそし出した。


「わっ、やめろよ」