心~保健室の先生と私~

「お前のこと教えて?いや、愛花のこと」


「先生」


「なに?」


「人のこと知るには、まず自分のことだよ?」


「まったく。あー言えばこー言う」


先生は、自分の髪の毛をくしゃくしゃした。


「何知りたい?」


先生は後ろから私を抱きしめた。


「何教えてくれる?」


「愛花が知りたいことなら何でも」


「じゃあ、全部」


「自己紹介カードでも書くか?」


「それがいいかもね」


私の決心は、ほんの数分で崩されてしまった。


先生のせいで。