心~保健室の先生と私~

今まで俺は石川の何を見ていたんだろう?


大人っぽい。


芯が強い。


それは違う。


ただの強がりだった。


自分がダメになるくらいまで、強がって。


俺は、そっと石川を抱きしめた。


この前、引き寄せただけでは感じられなかった。


石川の肩は小さくて、思った以上に震えてたってこと。


「泣けよ。そしたら、笑え。思いっきり」


先生に抱かれながら、私は思いっきり泣いた。


泣いて泣いて。


私は、ある決心をした。


「先生」


「ん?」