心~保健室の先生と私~

学校の鞄につけた。


「ありがと」


「うん!」


「心葉、お母さん呼んでるみたいだよ」


下から、心葉って呼ぶお母さんの声がした。


「行っておいで」


「うん」


心葉が私の部屋を出て行った。


それからすぐ。


私の手は、ケータイにのびた。


初めて掛ける番号。


プルルルって音が何回かした後。


「もしもし?」


って、佐野先生の声がした。


「先生?」