心~保健室の先生と私~

「別に。遊んだだけ」


そう言って、石川は立ち上がった。


「先生、教室戻る」


「そっか」


「また明日も来てあげる」


「それはどうも」


「お待ちしてますでしょ?」


「はいはい。お待ちしてます」


保健室を出ると、一気に暑さが襲ってきた。


進路調査票。


出せずにいた。


自分の進路、まだわからない。


なにをしたいのか。


なにが出来るのか。


家がどうなるかわからないのに。