「もういい!勝手にしろ!この鈍感バスケ馬鹿!隼人なんか嫌いだ!!」 思いっきり鞄で隼人を殴った後 美海はドスドスと教室を出て行った もう知らない 嘘つきは一番嫌い 勝手に二人で楽しくお過ごしください もうどうにでもなればいい 美海はトボトボ歩きながら 体育館を見つめる 微かに聞こえてくるボールの音 少し心が痛かった あんなこと言って飛び出して来ちゃったけど ほんとは嫌だよ 自分ほんとわがままだ 少しくらい我慢すればいいこと 美海心狭いよ ほんとめんどくさい女