いつもどおり美海を待っている隼人 美海は小走りで近寄り 制服の後ろの裾を引っ張った 「隼人、お待たせ!早く帰ろ?」 「お、おぅ!」 いつもなら美海の前をすたすたと歩いて行ってしまう隼人だけど 今日はしっかりと美海は隼人の手を捕まえた 力なくそっとだけどしっかり捕まえたの 「…!」 隼人は少しびっくりしていたけど美海の手を握り返してくれた 手から隼人の温もりを感じるのは久しぶりで 美海の胸は高鳴り、鼓動は速くなる やっぱ美海 隼人大好きだよ 手放せないよ