「まあ、それはきつな。でもキスくらいしてんだろ?」



当たり前のように聞いてくる亮也



何も答えられない俺



気まずすぎて歯を食い縛った



「まじかよ〜…。おまえな、それ病気じゃねえの?


好きな人が前にいればキスくらいしたくなるだろ」




「別にしたくなんないわけじゃねえよ!

ただタイミングが」



「キスしたきゃしたいと思った時にしちまえよ!


ま、美海に愛想つかされてもしらねーよ?」



それだけ言ってさっさと教室に戻っていってしまった



だよな、
うん、
男として情けねえよな



よし、俺も今日から変身すっかな