「おとーーーさん!! 仁菜子が彼氏連れてきたわよ〜」 リビングが聞こえてくる声 お父さんいんの!? 「ごめん 挨拶だけしてくれない?」 顔を赤らめて言う仁菜子 なんか結婚の許しもらいにきてるみたいだな 「全然いいよ 俺も挨拶行かなきゃダメだなって思ってたし」 「本当?」 仁菜子の表情がパッと明るくなった リビングに向かおうとする仁菜子の手を掴んだ 「キスしてくれなきゃ頑張れない」