おもむろに話し始める碧さん


「陸には口止めされてるんだけどさ…
やっぱりそうゆうのは俺、ダメだと思うからさ……

うちの事務所は学校で正体がバレたら転校しなきゃダメなんだ
だから陸、三学期から
芸能人しか通えない
スターウェイブ学園に通う事になったんだ……

今陸、仕事頑張ってて
もうちょっとでモデルの中で
No.1になれそうでさ……」


「でも………
なんで、なんで転校だけで
あたしと別れたの?
なんにも相談してくれなかった……」



「理由はそれだけじゃない。
あいつ自分に自信が無いんだよ

だってさ
仁菜子の本当の王子様じゃないかもしれない
仁菜子が本当の王子様に会うために俺は仁菜子から離れる
仁菜子と俺が運命ってやつで結ばれていたら
きっと会えるはずだって言ってたから…」



「………」


「あいつバカだからそんなの考えてさ…‥」



バンっ

あたしは机を叩いて勢い良く立った



「良いこと思いついた


あたしがっ!!






あたしが運命作ってやる!!」