そこには大きな木があって 小さなベンチがあった 「すごーーい」 「春なんかもっとキレイだぞ さくらの木なんだ」 ベンチに座るあたしたち なんか凄く懐かしい感じがする 「元気が無いときに俺ここに来るんだ ここの場所秘密だぞ? 仁菜子最近元気無いから特別に教えたんだぞ」 「ありがとう 元気でたよ」 オレンジ色の空に長く伸びる枝 葉っぱが付いてないのに ひとりぼっちで一生懸命に伸びてる 春に出会いがあると信じて伸びてるみたい そんな木があたしに勇気付けてるみたいだった