ガラッ 二宮くんが勢い良くドアを開ける 「仁菜子ちゃん! 昨日も言ったけど好きなんだ 友達としてじゃなくて……」 息が切れながらも そう叫ぶ二宮くんは あたしに聞いてきた 「ねぇ?さっき友達が言ってた王子様って何??」