ジンが身体を動かそうとするその前に、あたしはジンの首に抱きついた。

「イヤっ、やだやだぁっ!! 離れたくない、ジンと離れたくない!!」

もっと身体も心も深く繋がりたい!!

「リッカ、落ち着いてくれ」

ジンの声はあたしの扱いに困っていることが表されていた。

「やだ、やだよぅ、ジン、離れないで、好きなの」

「それはさっき聞いた」

ジンの答え方はいつも通り落ち着いていて、どこか冷たい。