銀色の金具は焦るあたしには難関で、音ばかり響いてなかなか外れてくれない。

気持ちを伝えたいけどバカだから上手く言えなくて、身体を繋げて伝えることしか思いつかない。

早くジンとひとつになりたい。

ベルトが外れ、ジッパーを下ろしジンに触れると、びくりとジンが大きく身体を震わせた。

「っ……リッカ……」

切迫したジンの声がいい。