ジンの熱い身体を、今度は下から撫で上げる。

「レンに移したジンの記録の中に、あたしが眠ってる姿があったのは、どうして?」

そう、警察署で観た、ちょっと恥ずかしいあたしの眠る姿。

薄暗い部屋であたしに触れ、再生の終了を告げるあの映像は、とっても愛情に満ちていた。

ややあって、ジンは溜息と一緒に口を開いた。


「……一日の終りに……キミの眠る姿を見るのが日課だった……」