「意味、あるよ」

ジンの胸にぴったりつけた耳にジンの再生を意味する音が聞こえる。

ドクドク、ドクドクってリズムを刻む。

ジンの声と同じ低くて静かで、聞いていると落ち着く音。

「あたしは確かに身体の快楽だけだけど、ジンは違うでしょ?」

「俺は……違う?」