「ただの量産型のロボットに執着し過ぎだ」

「好きになっちゃったんだもん、仕方ないじゃん。危なくっても会いたかったし、あたしの為に自分を犠牲にしてくれたら、辛いけど嬉しいもん」

ジンが黙ってあたしを見つめる。

優しい目。

とっても嬉しい。でも、やっぱりちょっぴりの罪悪感が頭をもたげる。

「ごめんね、片腕無くなって……」

「いや……むしろ本望だ」