「何だ?」

一言で、問い詰める様に尋問してくる。

「いや、ジンがシャツ脱ぐ姿、色っぽいなぁーって……」

ジンは黙ったままだったけど、わずかに眉間に皺が寄った。

あ、困ってる、困ってる。

「あの、前はさ、あたしがシャツを脱がしたじゃん……」

困ってるジンの救出と恥ずかしさから抜け出そうと言葉を続けると、

「……その記憶は無い」

ジンがこんな返事をしてきた。